地域の資源で避難所を快適に

避難所における簡易竹テント製作の講習会へ、南足柄市森林ボランティアの理事の皆さんと参加させていただきました。(私はただの一会員ですが、先方との連絡役として特別に同行させていただきました。)

これは、7月14日にNHK首都圏ネットワークで放映された、千葉県市原市の高滝救友会https://takatakikyuyukai.com/のみなさんの取組です。
地域にある資源を利用して、簡単に安く、避難所内のプライベート空間を確保することができます。

新型コロナ対策として公共交通機関は利用せず、現地でも検温とマスクの着用、アルコール消毒して、午前9時から約2時間で行いました。
(市役所に午前5時50分集合だったので、帰りはみんな爆睡(?))

昨年の台風の教訓から……

千葉県は、昨年の台風15号・19号で大きない被害を受けており、未だその傷跡が残っているところもあるそうです。
今回の講習会には千葉県議会の伊豆倉雄太議員と市原市議会の増茂誠二議員、市原市役所職員や地域の連合会長も同席してくださり、避難所運営の課題等についてもお話くださいました。
(増茂議員は救命救急士でもあるので、阪神淡路から東日本の現場もよくご存じでした。)

一方、私は災害が少ないと言われてきた南足柄市でぬくぬく育ってきたので、避難所における臭気の問題など、まだ想像できていなかった課題が実際にあることを知りました。

竹テントの使い道

上の写真からもわかるように、躯体が軽いため、目隠しのビニールシート等を張って風の抵抗を受けやすくなると、飛ばされてしまいます。よって、竹テントは屋内でのみ使用が可能です。
また、1辺が約180㎝(1間)四方なので、大柄の方には窮屈に感じるかもしれません。
増茂議員が、避難所においては避難者のストレスをいかに軽減するかが大切であると教えてくださいました。
どこぞの工場で大量生産された段ボールのパーティションよりも、地元の素材で地元の人たちが作った竹テントのほうが、ぬくもりは格段に高くなり、癒し効果も期待されます。(覆うシートも工夫できればなおさらです。NHKで報道されたときはシーツを使ったようです。)
ただ、まだまだ完成型ではなく、これからさらに改良していくそうです。今日は教わる側の私たちにも、積極的にアイデアを求められていました。研究熱心です。

現在、市原市でも南足柄市でも避難所で使う簡易パーティションを購入予定ですが、その補助的なものとして利用できるといいかもしれません。
特に、材料をあらかじめ加工しておけば、組み立てには大人4人で5分程度で完成してしまいます。

また、針金等少し危ない道具を他の素材で代替可能であれば、子どもたちも安全に手伝うことができます。避難所でエネルギーを持て余している子どもたちのストレスも発散できるかもしれません。
それ以前に、秘密基地みたいなものにはわくわくしないはずがありませんから、避難所のパーティションにこだわらず、木育の用途で利用可能です。

「まずは、すぐに作ってみようよ」

森林ボランティアの理事のみなさんは、もちろん年配の方が多いので知識が豊富です。にも関わらず、考え方は柔軟で、行動力がとてもあります。(今回の講習への参加も急遽決まりました。)
今回学んだ竹テントについても、「すぐに作ってみんべーよ。竹なんか山に行きゃ、タダでたくさん手に入るんだから」と、とにかく前向きです。
こんなにパワーのある人たちが南足柄市にいてくださるのんて、心強い。おそらくそのうちお披露目します。乞うご期待!

実は母校(大学)が同じだった伊豆倉県議(左)と、実は生まれ育ったのが厚木市だった増茂市議(右)と、解体される竹テント(背後)。