当選証書授与から臨時会まで①~会派とは何か?~

「市議会議員って、何をしてるの?」と今までずっと思ってきましたが、思われる側になって、早1か月も経ってしまいました。右も左もまだまだわからないまま、とりあえず目の前にあることを処理するのに精いっぱいで、ブログを置いてけぼりにしてしまったことを大変申し訳なく思っています。
とりあえず、この1か月間何をやっていたのか、市民には見えないところを少しずつご報告していかなければなりません!

まずは、5月16日に行われた臨時会までに正式決定した会派のメンバー、議長・副議長、議席(=議会の座席表)、各種委員会に所属する議員と委員長・副委員長等が、南足柄市のホームページにまとめられているのでご覧ください。
これらについて、回を分けて少しずつお伝えしていきます。

http://www.city.minamiashigara.kanagawa.jp/gikai/giin/p05240.html

そもそも「会派」とは何か?

4月21日の投開票翌日に行われた当選証書の授与式。
市役所議会棟3階にある「全員協議会室」に集まり、選挙管理委員長が卒業証書よろしく当選した16人各々に当選証書を読み上げてくださいます。(しかも得票順に!)
その後、各種手続きの書類を配布され、新人だけが部屋に残されました。そこで念を押されたのが……

南足柄市議会は「会派制」が基本であるということです。

「会派」とは、簡単に言えば、議会の中で同じような考え方をもつ議員が作るグループのことです。
(国会における政党をイメージすると思いますが、会派は議会の中だけのチームとなります。よって、同じ国政政党を支持していなくても、議会の中では同じ会派に所属するということもあるそうです。)

再選の先輩議員同士はすでに話を固めていたようで、この日から(早い会派は選挙前から)ゴールデンウィーク明けの議員説明会までの間、会派への新人議員のスカウトが行われます。

ちなみに、会派に所属しない無会派の議員(通称「一人会派」)もいます。近隣の町議会では会派制度を設けていないところがほとんどです。たった20名にも満たない議員をグループ分けしてもあまり意味を成さないからでしょう。

さて、では、なぜ会派に所属することが推奨されるのでしょうか。現時点で私が主観的に考えた理由は以下の3つです。

会派に属す理由① 政務活動費の支給

南足柄市議会では、基本的には会派ごとに研修や視察に出かけるのですが、それにかかる経費として政務活動費(国会議員や他の地方議員による不正受給の例があったため、「セイカツヒ(政活費)」と略されるので、揶揄されることも。)が会派に対して支給されます。
自治体によって額は異なりますが、南足柄市は会派所属人数×1か月10,000円(←これが高いか安いか、他の自治体と比べてみてください。)で、余ったら年度末に返すというシステムになっています。

もちろん会派に属さない議員も「一人会派」として議員1人分を支給されることになります。
ただし、1人であれば好き勝手使ってしまうけれども、会派に属していれば使い道にセルフチェックが入るため、不正に使用することはないということかもしれません。
また、政務活動費は銀行振込なので、会派でまとまってくれていた方が振込手数料も少なくて済むなんて事務的なこともあるかもしれません。

会派に属す理由② 議会運営員会に委員を出せる

国会同様、市議会議員もいずれかの常任委員会(南足柄は総務福祉委員会と都市教育委員会の2つ。自治体によって数も名称も異なります。)に所属することになりますが、それとは別に、議会の運営について話し合うための「議会運営委員会」(略して議運)があります。

議運のしごとは地方自治法で決められていて、議会の運営のしかた、議会の会議規則、委員会に関する条例等に関すること、議長の諮問(意見を尋ねること)に関することを話し合います。

南足柄市の議運は、会派に所属している議員で構成され、かつ会派の所属人数で委員の人数の多少が決まります。

会派に属す理由③ 先輩議員に付いて学べる

秘書でもやったことがなければ、地方議員がいつ、どのように動いていて、議会までにどんな準備が必要なのかが全くわかりません。中学公民でも高校の政経でも一切習いません。そんなときに頼りになるのが先輩議員です。

会派によっては手取り足取り教えてくれたり、または近くで活動する先輩の背中を見て、いつ何をどのようにすれば良いかを勉強したりすることができます。

とはいえ、まだ1年生なので…

「現時点での私の主観で」と前述しましたが、言ってもまだ1ヶ月しか経験していないピッカピカのもとい、オロオロの1年生なので、実態はまだまだ掴めていません。
会派のことはもちろん、それ以外のこともこれから少しずつですが、詳しくお伝えできるようになると思います。
今回はとりあえずこの辺で…。