ALか?教師の質の向上か?公立学校でほんとうに学力を上げるには…

アルミニウムの原子記号だと思って興味を持った理系の方、ごめんなさい。
ALとは、今教育業界で流行の「アクティブ・ラーニング」の略です。

さて、新学期も始まり、気持ち新たに勉学に励もうとする(?)子どもたち、そしてそれを導こうとする先生たち。教育について、昨年度、私の中でちょっと引っ掛かっていたことをまとめておきたいと思います。

能動的な学習?

アクティブ・ラーニングとは、「教師→生徒」という一方通行の知識詰め込み型ではなく、子どもたちが自主的に問題解決に取り組むことを目指した指導法のことです。
子どもたちの思考力を鍛えるためには画期的な教育方法とされ、昨今導入している学校や先生も増えています。

分かりやすい解説サイト→https://career-ed-lab.mycampus.jp/career-column/130/

しかしながら、間違った捉え方をして子どもたちの学習意欲を逆に削いでしまっている現場も少なくないようです。

子ども同士で教えあうこと≠AL

昨年度の塾の面談で同じような相談が2件もありました。

先生がつまずいている生徒を教えるのはもちろん、わかる生徒がわからない生徒を教えなければならない。自分の頭でもう少し深く考えたいのに、周りの子に教えるので忙しく、そんな時間がない。日々の授業がとても負担だ。だから学校に行きたくない。

わからない子にわかる子が教えるというのは、道徳的にはたいそう素敵な響きですが、生徒は教えるプロではありません。安易に解き方と答えを教えてしまうと、教わった生徒の頭が何も働かないままで終わってしまいます。
アクティブどころか、パッシブ(受動的)・ラーニングにもなりません。子どもたちの学力は落ちるばかりです。

先生が忙しすぎる!

アクティブ・ラーニングにせよ、小学英語にせよ、現場の先生たちに十分に研究させる時間的余裕を与えないまま文科省が見切り発車することが諸悪の根源のような気がします。

今日も、県知事・県議選の投票所である体育館の脇を通り、休日出勤する先生に遭遇しました。先生は、教材研究をする時間もなく、日々の業務に追われています。もちろん、勉強を教えることだけが学校の先生(とりわけ小学校の先生)の務めではありませんが、それにしても余計な雑務が多すぎるという印象を受けます。

子どもたちの学力を本当に上げるためには…

単刀直入に言えば、できるようになるまで付き合ってやることです。

勉強が嫌いだという子どもでも、時間がかかってでも自力で1問解き終えたとき、達成感から満面の笑みを浮かべる――という事例に、学習支援ボランティアを通して何度も遭遇しています。
昨今増えている不登校の生徒の中にも、勉強がわからない、つまらないというのを原因の1つとしているとのことです。
それならば、わかるまで付き合ってあげればいいのです。

そのためにも、先生を増やすこと。しかしながら、その分配は県が握っています。もちろん、県に掛け合って先生を増員してもらえれば一番ですが、なかなか現実的ではありません。

それならば……
市の裁量で学習支援員を増やすこと。
一人でも多くの子どもができるようになるまで付き合ってあげること。
一人でも多くの子どもに成功体験を味わってもらい、そこから学習に前向きになってもらうこと。

2 件のコメント

  • 岸本さん。教育の現状についての認識同感です。是非市議会議員になって南足柄を若い人が住みやすい、住みたい町にしていって下さい。応援しています。小生は以前、金太郎学び塾で算数を担当した山田です。家内は前教育委員です。

    • 山田さん、ご無沙汰しております。
      お陰様で当選させていただきました!
      自分の信念に基づいて、今度は議員の立場で南足柄の教育をコツコツ変えていきたいと思います。
      教育委員会や社会教育委員会、それ以上に現場をしっかり見ながら、今何をすべきかを明らかにしていきます!
      今後ともご指導ください!

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